• Diary
  • 農いく!のこと

【親子でさといもをそだてよう!】第一回活動レポート♪

2022年5月7日

photo

今年度も、農いく!人気の自産自消シリーズ体験が始まりました♪
第一弾は、今年から初お目見えとなるプログラム「親子でさといもをそだてよう!」
国立市谷保・梨さとう園の園主である佐藤英明さんを先生農家さんにお迎えし、これからおよそ半年間に渡り活動していきます!
先月23日(土)に開催された記念すべき第一回の模様をお届けしたいと思います☆



(畑の場所が少しわかりにくいこともあり、初回は近くの公園に全員集合!畑に来てからは活動開始までみんな思い思いに過ごします^^)

最初に、今回のプログラムではどんなことをしていくのかをあらためて子どもたちとお話。
テーマとなる「さといも」の他にも、季節ごとにいろいろなお野菜を収穫体験できるのも楽しみの一つですね♪
先生農家の佐藤英明さんから簡単に自己紹介もしてもらったら、まずは農いく!恒例の、お野菜絵本タイム。
今回は、以前さといもをテーマにした1day体験でも登場した、さといもの紙芝居が登場です。^^
「さといも ゆさゆさ(土田 義晴作)」では、可愛いくまくんとうさぎちゃんが、おじいちゃんの畑で育つさといもに出会いいろいろなお料理で楽しむ様子が描かれています。
紙芝居を読む後ろに広がる畑には、まだお話に出てくるようなさといもの大きな葉っぱはありません。「まだ何も見えないね、これからみんなで育てていこうね〜」と、子どもたちと今のまっさらな状態の畑の姿を確認したところで、この後はさっそくさといもの植えつけにチャレンジです♪

(畑の向こうに見える、マルチを敷いてあるところ。この後みんながさといもを育てる場所です!)

まずは、先生農家の英明さんからさといもの説明です。
今回みんなで育てるさといもは、「東京土垂1号」という名前。そう、東京生まれの品種なのです!さといもの品種名までは、なかなか普段買って食べている中では知り得ないですよね。
さて、さといもは、タネから育つ?苗から?
いえいえ、さといもは、芋がそのまま「種いも」になります!じゃがいもと同じですね。

この種いも、実は英明さんが昨年栽培・収穫してとったさといもの中から選別してとっておいたいも。
収穫後、畑に1m以上の深い穴を掘ってそこに翌年種いもとして活用するいもを埋めておくのだそう。
すると、このようにいもから新たな「芽」が生えてきます。この「芽」が大切なポイント!

植えつけ方法のお手本タイムでは、種いもを植える向きについて大事なお話がありましたね。
「南の方角に芽が向くように」「芽が空の方へ上向きになるように」置くのがポイントでした。
ただマルチの穴にいもを埋めれば良いということではないんだなあ〜と、勉強になります。
コツを聞いたら、子どもたちもいざ挑戦!


(兄弟で一緒に一つずつやってみたり、英明さんに教わりながらやってみたり)

(いもを植えたら土を被せてあげます。こうすることで、マルチが風で浮いたり芋が剥き出しになってしまうのを防いであげます)

ご家族ごとに3〜5つずつくらい植えられたら、自分家の目印に立札に名前を書いて畑に立てていきます!
自分で名前を書きたい子や、可愛い絵を描く子などいろいろ♪これからどんな風に大きく生長するのか楽しみですね^^


(さといもを植えた畑で記念撮影♪みんなが立っているところはまだまっさら。7月の第二回でどう変化しているのか、今からワクワクしますね〜)

さといもの植えつけが終わると、英明さんの母屋の裏にある畑へ歩いて移動…さて、次は何をするのかな?

次の畑には、何やらおお〜きな土のような塊が。
その正体は、英明さんが自家製で作っている「堆肥」!
果物の「梨」が本業である英明さんのところでは、毎年剪定によって梨の木の枝がたくさん出ます。
この枝をそのまま廃棄してしまうのではなく、「チッパー」と呼ばれる機械にかけてチップ状に粉砕し、有機堆肥と混ぜ合わせて発酵させています。環境にかかる負荷をなるべく小さくしながら、梨園から畑へと循環する農法ですね。
堆肥はたまに混ぜ合わせながら、雨に当たったり日を浴びて自然と発酵していくことおよそ一年でこんな姿に変わっていきます。

手で触れてみると、ほんのりと温かい。英明さんが混ぜ起こすことで、ふわあ〜っと湯気が立ち上がります。
初めて見る子どもたちや親御さんも多かったのか、みんな不思議そうな表情で目をまあるくしている姿が印象的でした。^^

堆肥の奥をさらに進んでいくと、ありました。今日みんなが収穫体験する旬野菜・「ネギニラ」!

ネギニラは、その名の通り、ネギとニラを掛け合わせて生まれた野菜。スーパーなどではほとんど見かけることは無いのではと思います。
実はこのネギニラ、すごく生命力のあるお野菜。一度植えて伸びた株からは、1シーズンで4回も収穫ができるそうなのです!
収穫されても、また畑に残った根本の部分からニョキニョキと綺麗に伸びてくるそうで、思わず「へえ〜」という声が上がります。
こんな風に、他の人と被らないような少し珍しい野菜を育てているのも英明さんの個性。私たちの直売所「しゅんかしゅんか」でもファンが多い農家さんなのです。

ネギニラの収穫には、みんなが持ってきたハサミを使います。
農家さんは農業用の大きなハサミがありますが、子どもたちにはまだ少し使いづらいので、ふつうのハサミでがんばりました!
みんなが収穫を始めると、途端に畑一面にニラの香りがふわあ〜〜〜と立ち込めてビックリ!「すごいいい香りー!」とニコニコ笑顔のお母さんお父さんも^^

終了後には、英明さんが朝に収穫したばかりの通常のニラのお土産もいただけましたね♪
「新鮮な食感を楽しむために、あまり火を入れすぎないこと!」というお話でした、みなさんおうちではどんな風に楽しみましたか〜??

第一回の活動はこれでおひらき。
次回、第二回は7月16日(土)9:00〜10:30。この日はさといもの生長を観察しながら、同じ畑でじゃがいも掘りを楽しめる予定です♪(生育状況等により変更の可能性あり)
その前に、今月中に東京産の旬野菜を詰め合わせたギフトBOX一つ目をお家へお届けしますのでそちらもぜひお楽しみに♪

また畑で元気にお会いできることを、英明さん、スタッフ一同楽しみにしていますー!

text:Megumi Maruyama

PageTop