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【ちびっこ農スクール 第1期三鷹校】第四回活動レポート♪

2022年9月16日

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今年から新たにスタートしている「ちびっこ農スクール」!
6月〜12月にかけて毎月親子で畑に通い、毎回違う「農家さんのお仕事」を体験中。
その過程で、少しずつ野菜の旬を理解したり、体感したり、日々の食の背景を想像する力を養う(その種をまく)ことがひとつの目標です。
今月3日(土)に開催された第四回ではどんな活動をしたでしょうか?今回もお写真とともにレポートしたいと思います♪
テーマは「いろいろ秋野菜の植えつけ体験!」


(第四回でも、まずは先生農家の冨澤さんに前回の振り返りを読んでもらうところから♪)


(本当に個性豊かで、楽しい振り返りページ!「とみざわさん だいすきよ」なんて農家さんが思わず照れちゃう感想も…^^♪)

(すっかり慣れてきた子どもたちは、すぐに自分でお名前バッヂを付けたり、絵本を読み始めたり)

全員が冨澤さんにワークブックの振り返りを読んでもらい「農くんスタンプ」をもらったら、第四回の活動スタートです!
これまでに、いろいろな座学のワークや野菜の収穫・荷づくりを経験してきたみんながこの日に挑戦するのは、ずばり「植えつけ」。
野菜栽培の一番スタートの大事な部分を、3種類の野菜をテーマに体験してみます。
この日みんなで植えた(タネを蒔いた)のは、小松菜・カブ・秋じゃがいも。
冒頭の説明のところで、小松菜とカブはタネを、秋じゃがいもは種いもをそれぞれ見ながら、今日やることを確認していきました^^

農家さんのお話を聞いたら、まずは冨澤ファームの広いビニールハウスの中へ。
ここで育てるのは、小松菜とカブです。そして、この小松菜とカブは、うまく育った暁には、11月に控えている“ちびっこ農マルシェ”で実際に子どもたちが販売する予定!
「しっかりと大きく育つように、みんなで丁寧にタネを蒔こうね」とお話しながら、それぞれタネの蒔き方のお手本を見せてもらいます。

(「みんなの指で土に穴を開けて、タネを一粒ずつ落としてね〜」と実演する先生農家の冨澤さん)

(青くコーティングされているものが小松菜のタネ、コーティングされていないものがカブのタネ。どちらも、こんなに小さいんです…!)

蒔き方を教わったら、マルチが敷いてあるところへご家族ごとに順番に並び、タネ蒔き体験スタートです♪
小さな小さなタネを手に乗せて、一粒ずつ大事に持って植えていきます。
親御さん曰く、「子どもの小さい手の方が上手だね(笑)」ということで、みんな張り切ってどんどん蒔いていましたよ^^
この日は体調不良でお休みのご家族もいたので、お休みの子どもたちの分も「任せて!」とみんな頼もしい表情でした!




(穴を開けて、タネを落として、土を少し被せてあげます。真剣!!)

小松菜とカブ、2種類のタネを全て蒔き終えたら、ここで冨澤さんから「小学生、手あげて〜!」と号令が。
タネを蒔き終えたところに水やりをするための「灌水チューブ」準備のお手伝いが待っていました♪
やってみたい子は手をあげて立候補!農家さん指導のもと、灌水チューブを、小松菜とカブそれぞれのマルチの上に引っ張っていきます。
みんなで息を合わせてえっちらおっちら、チューブがねじれたり、向きが上下逆さまにならないように協力して取り組む姿がとても微笑ましかったです^^


(うまくできたかな〜??)

(チューブが敷けたら、水が出るようにホースを繋ぎます。グッと力を込めて挑戦。)

(子どもたちが蛇口をひねると…でたでた〜!細かい霧のように水が出ているのが見えますか?)

(「ひゃあ、つめた〜い!」「きもちいい〜!」と灌水チューブから出る水に大興奮の子どもたち^^農家さんにとっては当たり前の光景も全部が新鮮な体験ですね)

これで、小松菜とカブの作業は終了。
最初の水やりが肝心!ということで、この後全部の活動が終わる頃まではずっと水を出しっ放しにすると聞き、ソワソワ気になる様子がまた可愛いみんななのでした(笑)

後半戦に移るまでの合間には、露地の畑や冨澤さんの作業場で野菜の観察などをしながら自由タイム。
虫を見つけて一生懸命追いかける子もいましたよ^^

さて後半戦では、ビニールハウスから露地の畑へ活動の場所が移ります。
ここでは、秋じゃがいも・デジマの植えつけ体験を♪
このデジマは、12月に行うちびっこ農スクール第1期の最終回にてみんなでたっぷり掘り掘りする予定!
「わあ楽しみだね〜」と今から期待の声が上がりました^^


(植えつけ前の準備として、冨澤さんが何やら道具を使って印をつけています)

じゃがいもも、最初に農家さんからの説明とお手本を見せてもらいました。
種いもが深く植えられるように、さっきのタネ蒔きよりもしっかり土を掘ってから、種いもを埋めていきます。
じゃがいもは太陽の光が当たると緑色に変色してしまうので、埋めた後もたっぷり土を被せてあげるのが大事なのだといいます。

お話を聞いたら、いよいよみんなの出番!
種いもを両手いっぱい持って(たまにTシャツの中にもたっぷり入れて(笑))、いざ挑戦です♪
さっき冨澤さんが道具で印をつけていたのは、子どもたちが種いもを植える場所。
土の中でおいもがしっかり大きく育つように、等間隔に測りながら印をつけてくれていたのですね^^
印の場所のマルチを破きながら穴を掘り、丁寧に植えていきましたよ。




(みんな上手!土に触れるのも気持ちいいね♪)

(一列終わると、「まだやりたーい!」の声が^^元気な子どもたちはおかわり体験、もう一列しっかり植えてくれました)

全部終えると、この日も冨澤さんからの野菜のお土産がありました。
今日のお土産は、今みんなが植えたばかりのじゃがいも!
同じじゃがいもでも、これは春〜夏にかけて育ったおいも「とうや」でしたね♪じゃがいもにもいろいろな品種があるんだと知ってもらえたかな??
用意してもらった袋にたっぷり詰めたら、前回の活動で初めてやった「バッグシーラー(通称:ガッチャン)」に再挑戦!
前回は少し怖がっていた子も「今日はできました!」と嬉しそうに見せてくれたお母さんがいましたよ^^



(お母さんと一緒に選んだたっぷりのおいもとニッコリ♪)

第四回の活動はこれでお開き。
子どもたちはみんな、農家さんのいろいろなお仕事を一つひとつ体験しながら、回を重ねるごとに「畑と仲良し」「野菜と仲良し」になっているのが伝わります!
お次は、冨澤さんの畑を少し離れて、三鷹市内の他の農家さんの畑へ見学に行きますよ〜♪
そこではどんな作物に出会えるかな〜。乞うご期待です^^

text:Megumi Maruyama

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