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「めざせ!大豆の博士」第五回レポート(2020年11月22日開催)

2020年11月27日

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農いく!連続体験講座「めざせ!大豆の博士」、先日11/22(日)に第五回が開催されました!
全六回のこの講座、来月でいよいよ最終回。(夏からずっと一緒に活動してきた子ども達ですので、スタッフも今から最終回を迎えるのが楽しみでもあり寂しくもなっております…)
第五回のテーマは「かんそうした だいずを とりだす」
テーマだけ聞くと一見地味そうな今回…さて、どんな様子だったかな?写真とともに振り返りながら、レポートしたいと思います!

いつもは、最初に畑に行くことが多いですが、今回はまず先生農家の三田さんの作業場へ移動します。
最寄りのJR南武線矢川駅から作業場までの道には、あちこちに畑があり、空が広く、歩くととても気持ちがいい!
先月の第四回の際に歩いた時には畑にたくさんあったブロッコリーがもう収穫を終えてなくなっていることに気がつく子も。
そんな風に畑を見ながら季節の移ろいや野菜の旬を感じられるのも、「まちなか」に畑があることの良い部分だなぁと改めて感じます。

作業場に到着すると、まずは三田さんのハウスの中へ。
入る前に三田さんから「入る時、静かに声を出さないで耳をすませてごらん」というお話が。
なんだろう??と子ども達もお父さん・お母さんもワクワクしながら入ります。
そこには、先月みんなで枝からさやを外し乾燥させていた大豆と、他にも三田さんが収穫した赤大豆と青大豆が広げて乾燥されていました。
最初はなかなか「音」が聞こえなかったみんなですが、じーっと眺めて耳をすませていると、「パチっ」と小さく弾ける音が!
「あ、聞こえた!」とみんな大喜びです^^
この音の正体は、暖かいハウスの中で自然光を浴びながら乾燥した大豆が、自らさやを破って弾け出てくる音!
一つ聞こえ始めると、「パチっ」「パチパチっ」とどんどん聞こえるようになり、みんな楽しんでいました♪

観察を終えると、前回乾燥させていた大豆を運び出し、今日のメインテーマ「乾燥した大豆を取り出す」作業スタートです!
これが、、、とっても大変!!
座りながら黙々とさやから大豆を取り出していくのですが、20分ほど経ったところで先に大人の腰が悲鳴をあげ始めます…(苦笑)
作業の中では、あるお父さんが「ビンゴを探そう!」と楽しい方法を編み出しました♪
ビンゴ=さやの中に、3つ綺麗な大豆が並んだ状態、のものを見つけると「ビンゴ!」と可愛い声があちらこちらから上がりました^^
他にも、虫に食われてしまったものはさやを開くと豆が黒ずんでいたり、ふんがたっぷりと付いたものも。
そんな風に最終回の加工段階では使えない大豆は丁寧に選別してはじきながら、なんとか全員で作業完了!

たっぷり取れた〜〜〜!!
と、思いきや量ってみるとぴったり1kgほど。
思ったよりも少ない量に少しがっかりする子もいましたが、最終回の味噌づくりでは三田さんから他の大豆も分けてもらい、仕上がりを比べられることに^^

大豆を取り出す作業を全て終えると、後半戦は農いく!の畑へ移動。
ここでは、先月第四回の際に枝豆として品種ごとの食べ比べをさせてもらった大豆がそろそろ収穫期を迎えるということで、一部取らせてもらえることになりました!
畑に着くと、一ヶ月前には青々と茂っていた大豆の葉がだいぶ茶色く枯れ始めていました。これまで参加してきて、子ども達ももうすっかり理解している表情、さっそく「どこからとっていいのー!?」と興奮気味に三田さんに聞いて、収穫作業開始!
思い切り引っ張って思わず尻もち(笑)!な場面もたくさんあって、終始賑やか♪♪

今年三田さんが作付けされた青大豆と赤大豆はもう収穫を終えていたので(最初にハウスの中で観察したもの)、この日は黒大豆を1列丸ごと収穫しました!
途中で、試しにさやを開けてみると…

あれ?黒い大豆と赤い大豆…??
これ、実は黒大豆は緑→赤(ピンク)→黒とさやの中で色が変化して育っていくのだそう!同じ時期に植えた大豆でも、株ごとの特性や、植わっている場所、陽当たりの加減もあり、成長スピードが少しずつ異なります。
黒いものはもう色も黒に変わり、しっかりとかたく、やや小粒になっていました。
赤いものはこれから、ですね^^
こんな風に、子ども達も大人も、それまで知らなかったことを直接触れて体験し農家さんからその場で教わりながら学べるのが、農いく!の良いところ♪

最後に、子ども達に振り返りノートを読んでもらい、次回の活動のお話をして今回はお開きです。
いよいよ、来月は最終回。今日取り出した大豆も使って、「じぶんだけのおみそ」をみんなで仕込みたいと思います!えいえい、おー!

text:Megumi Maruyama

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