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珍しい!?まだ緑色のトマトハウス

2020年10月27日

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11月の頭にはミニトマトが始まりそう!という話を聞きつけて、本日は日野・立川さんのトマトハウスに足を運びました。私たちの取引先農家さんでも、トップクラスの大きなハウスでトマトを栽培する立川さん。毎回うかがう度に勉強になるのですが、今日も眼から鱗なことがたくさん!

ハウスでは、定番の「桃太郎」に加えて、私たちの直売所でも大人気の「ぜいたくトマト」、ミニトマトでこちらも人気の「ロッソナポリタン」や甘みのある「イエローミミ」が植っていました。とはいえ、まだ色付く前のハウス内は真緑!太陽に照らされて、よく手入れされたトマトたちが気持ちよく並んでします。

 

立川さんのハウスの特徴は、ハウス内にセンサーが設置してあり、環境制御を機械的に行えること。とはいえ、全自動で全てが決まっているわけでなく、日々変化する温度や湿度などをチェックしたり、実際のトマトの生育を定期的に調査しながら、制御するパラメータを設定していらっしゃいます。立川さんの頭にある理想の「樹姿」をイメージしながら、調整するそうです。立川さんのやることは、1つ1つトマトの植物生理から導き出される合理的なものばかりでとてもおもしろい!丁寧に、必要な作業を積み重ねているのが印象的でした。


↑毎週の生育(節間の伸び)をきちんと把握し、生育スピードをみながらパラメータを変える

 

11月の上旬、遅くとも中旬にはロッソナポリタンやイエローミミが始まりそう。毎年人気の「うまい」トマト、今から楽しみです!


おまけ。こちらのハウスではマルハナバチが受粉をしてくれているのですが、右側はすでに受粉を完了していて左側は受粉していない状況。よく見ると、右側は少し黒ずんでいるのがわかると思います。これを「バイトマーク」というそうです。少しでも黒くなっていたら受粉完了だそうで、基本的には同じ花を2回受粉することはないそうです。マルハナバチって優秀!

text:Yusuke Shibuya

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