いよいよ、2020年度最後の農いく！
東京都内では桜が満開の見頃を迎えた3月下旬、日野市で「親子でいちご狩り！」を開催しました♪
実は、当初開催予定だった日がまさかの嵐となり、急遽翌週に日程をずらして行われた今回（日程が変わりご参加いただけなくなってしまった皆さま、あらためてごめんなさい…）。
この日は、打って変わって、ポカポカとした春の陽気が、いちご狩りを楽しみに待っていた24組の親子の皆さんを迎えてくれました！

お世話になった先生農家さんは、昨年もいちご狩りを受け入れてくださった、日野農家の篠崎好雅さんです。
ここ日野市で江戸時代から300年以上続く農家の家系。いちごの栽培を始めたのは、好雅さんが11代目を受け継いでから少し経った2005年頃からです。
毎年2月〜5月の連休ごろまで、私たちの直売所「しゅんかしゅんか」や「のーかる」に甘い香りを漂わせてくれる完熟いちご。
この日の農いく！も、篠崎さんが大事に育てた「とちおとめ」と「やよいひめ」のお話を伺いながら、楽しく活動することができました♪

まずは、農いく！パンフレットを読みながら、篠崎さんがどんな農家さんなのかみんなでお話タイム^^いちごの他にも、たくさんのお野菜を丁寧に育てている農家さんということがわかったね。
恒例の「おやさいクイズ」もここで問題をみんなで見て予習していきます！

パンフレットを読みあわせたら、お次は絵本の登場！
今回読んだのは、「いちご（平山 和子作）」。寒い冬を越え、春になりだんだんといちごの実が色づいておいしくなっていく様子が優しいイラストとお話言葉で描かれている素敵な絵本です。
いちごを食べたい女の子と、いちごの会話が出てくる場面では、子どもたちもみんななりきって台詞を言ってくれました^^
最後には、みんなで「せーの！いただきます！」と元気にご挨拶して、これから始まる収穫体験に向けて気合を入れましたよ〜♪

絵本を読み終えると、いよいよいちごのハウスへ！
ワクワクした表情で足を踏み入れると、「いいかおりー！！」とあちこちから嬉しそうな声が上がりました。
マスクをしていても十分に感じられるいちごの甘い香り…幸せな瞬間ですね♪

まず篠崎さんから、品種ごとの違いや栽培に関するお話が。
その後は、今回の「おやさいクイズ」の問題にもある「おいしいいちごの見分け方」の説明をしてもらいました♪
篠崎さん曰く、「ヘタの方まで全体的に赤く色がのっている実」「濃い赤色よりも、明るい赤色の実」「甘い香りがする実」がオススメだと聞いたみんな。
真剣な表情でメモをする女の子やお父さんもいましたね。

お話を聞いて、いざいちご狩り♪
今聞いたお話を思い出しながら、一生懸命自分が食べたいいちごを探していきます！

10分間の食べ放題タイムが終わる頃には、小さな子どもたちはみんな手も口もお洋服も真っ赤っかで（笑）、とっても可愛らしかったですよ♪
実際に二つの品種を食べ比べてみて、感想を聞くと、とちおとめ派とやよいひめ派がちょうど半々くらい。みなさん好みはそれぞれ、味や香りの違いをお楽しみいただけていたら嬉しいなぁと思います！

その後は、荷づくり体験用のいちごの収穫。
その場で食べる時には、いちごの実を持ってヘタから摘み取って食べましたが、今度は農家の篠崎さんが普段出荷する時にされている方法を教わります。
ヘタの部分ではなく、軸の部分を残して、なるべくいちごの実に触れないように収穫。
この残った軸部分は、パックに詰める際にハサミで丁寧に落としてから荷づくりしていきます。そうすることで、軸が実に当たり傷んでしまうのを避けるのだとか。
さっきの食べ放題とはまた違う真剣な表情で、ひとつひとつ選別しながら大事に摘み取りましたよ。

最後に、篠崎さんに教わりながら荷づくりをして、完成！
出来上がったいちごを持って「いらっしゃいませ〜！」と小さないちご屋さんも開店していましたよ^^♪
一生懸命パックに詰めたいちごは、お家でゆっくり楽しんでくださいね。

やっぱり、いちご狩りってとても楽しい！とあらためて感じた農いく！となりました。
東京都内でもいちごを育てている農家さんがいて、生産と消費の距離が近いからこそ完熟のいちごを楽しむことができるということを、ご家族みなさんで体感してもらえていたら嬉しいです。
昨年に続き今年も受け入れてくださった篠崎さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました！
気が早いようですが、また来年の今頃、ここでおいしいいちご狩りができたらいいですね♪またお会いしましょう〜！