7月の農いく！は、国分寺市・榎戸秀晃さんに先生農家をお願いして開催しました！
テーマは「親子でなつを丸かじり！」
長雨が続く今年ですが、この日は見事に梅雨の晴れ間！畑やハウスの中はちょっと暑すぎる…というくらいの屋外活動日和でした♪

榎戸さんの圃場では、代々養豚（TOKYO-X）が行われてきました。
相続の問題などもありお祖父様が亡くなられたタイミングで養豚をやめ、それから野菜の栽培に転向されました。
今では年間20品目ほどを栽培・出荷する榎戸農園では、ハウスと露地とどちらもやられていますが、今回の収穫体験は全てハウスで行いました。
収穫する野菜は、大玉トマト「麗夏」、きゅうり、ナス、ミディトマト「フルティカ」、ミニトマト2種「ピンキー＆キラーズ」と盛り沢山！「夏野菜」と聞いて、子どもたちが頭に浮かべやすい野菜が勢ぞろいです。

まずは、ナスの収穫から。
榎戸さんは今年ナスは少量栽培のため、一人ひとつ収穫しました。
「ひとつだよ〜」と声をかけると、みんなよ〜く観察しながら、大きく育っている実を収穫しようと真剣に選んでいました！
子どもたちは、当日配られるパンフレットにある「おやさいクイズ」にも挑戦しています。ナスの花は何色かという問題に、「むらさき！」と元気に答えるみんなでした^^

続いて、大玉トマト「麗夏」の収穫です。
麗夏は、榎戸さんの代名詞とも言える野菜のひとつ。2018年には、麗夏専用の大きなビニールハウスを新しく建てたばかり。
ハウスの中に入ると、まずトマトの収穫方法を教わります。
実のなっているすぐ上にある「離層」と呼ばれる節。トマトを手で優しく包んで、親指の先でこの離層を押すと簡単に収穫できるとのお話を聞きました。
さっそく挑戦すると、うまくできる子もいれば、ヘタが取れてしまう子も。農家さんがやると簡単に見えることも、いざやってみるとなかなか難しいということが分かります。
麗夏の育つハウスは本当に広くて、丁寧な管理が行き届いている列と列の間は、ちょうど子どもたちの通れるくらいのスペースが。
子どもの目線では、これがまさに「ジャングル」！すっかり慣れてきた子どもたちは、お父さんお母さんの手を離し、ハウスの中を探検していました♪

お次は、きゅうり！
もう今年の収穫はほぼ佳境を迎えたきゅうり。生い茂る木の中からきゅうりを一生懸命さがしていました。
「きゅうりの おはなは きいろいね」と気がつく女の子も。
ひとつ観察すると、その体験から連想するようにまたひとつ発見があって、子どもたちの視点はするどい！

最後は、ミディトマト「フルティカ」とミニトマト「ピンキー＆キラーズ」。
おやさいクイズ第2問は、ミニトマトの色を答えるものでした。正解は、「ピンク」と「黄色」。
ピンキーは単体では薄い赤色にも見えますが、フルティカと並べて見比べてみると違いがよくわかったようです。
ミニトマトはその場で食べる子も。「あまーい」という声が聞こえていましたよ^^

収穫体験が終わると、そのあとは榎戸さんに教わりながら「農家さんの荷造り体験」をしました。
大玉トマト「麗夏」を収穫してから出荷するまでの作業を教わります。
選別して、表面をクロスで磨いて、向きを揃えて袋に入れて、袋のシワを伸ばしてピチッとして、シールで留めて、上の余ったビニール部分をハサミで切ったら、完成です（フーッ）。
私たちの取引農家さんの中でも、特に荷姿が美しいのが榎戸さん。
子どもたちも教わった通りに、真剣な表情で取り組んでいました。

最後に、参加者の皆さんから榎戸さんに質問タイム♪
それが終わると、「特別だぞ〜」ということで、大きなトラクターに乗せてもらえることに！
安全のために乗って走ることはできなかったけれど、一人ずつ運転席に乗せてもらってかっこいい表情で記念撮影！をしておひらきとなりました♪

ご参加いただいた皆さん、受け入れてくださった榎戸さん、ありがとうございました＆暑い中おつかれさまでした！
またぜひ畑で会えることを楽しみにしています^^☆