10月も半ばを迎え、少し涼しさも感じられるようになったこの日。
15組のご家族が集まり、「親子で秋のさつまいも掘り！」が開催されました！
お世話になった先生農家さんは、立川市栄町・清水農園の清水俊喜さん。
前日の土曜日はなんと一日中雨降り。
ドキドキしながら迎えた当日は、朝から太陽が顔を出し、心地よい秋晴れの中「農いく！」スタートです♪

まずは、さつまいも掘りがテーマの絵本をみんなで読むところから。
この絵本は、ぶたの兄弟がお友達のネズミくんと一緒にヤギ爺さんのさつまいも畑へ収穫しに行くお話なのですが、途中畑を間違えてしまい、畑に住むいろんな生き物に出会う場面が。
野菜と同じかそれ以上に（？）虫も大好きな子ども達、「ダンゴムシ！」「ヘビ〜！」と声を上げながら楽しみ、これから行く畑への想像を膨らませていきました♪

畑に到着すると、まずはぐるりと一周しながら、俊喜さんご家族が育てられている野菜を見学させてもらいました。
広い畑には、さつまいもの他にも、キャベツ、ブロッコリー、人参、サトイモ、かぶ、白菜…とたくさんの冬野菜が育っています。
畑で育つ姿を見る機会が少ないのは、子ども達だけではなく、お父さんやお母さんもおなじ。
「え、ブロッコリーってこんな風に大きな葉の中に育つんだ！」「紫キャベツは、周りの葉もやっぱり紫がかっていて綺麗ですね〜」などなど、色々な発見をされている声が聞こえていました。

さて、さつまいもの畑に戻ると、まずは俊喜さんから収穫方法のお手本を見せていただきます。
俊喜さんが掘り起こした見本の株にも、た〜くさんの芋が付いていてみんなテンションup！
やる気満々で畑に入り、いざ収穫スタートです！

今回は、2種類のさつまいも（紅はるか・シルクスイート）を、1家族あたり合計6株収穫するというボリューム（！）のため、収穫しやすいように、予め長〜い蔓（つる）は切っておいていただきました。
株周りの土を手で掘って、株を少し揺らしながら上に引き上げて行くという作業。
これが、いざやってみるとと〜っても大変！ちゃんと重労働なのです。。
子ども達はみんな真剣な表情で、えっせえっせと土を掘り、株を引き抜くときには家族みんなで力を合わせてエイッ！！
さつまいもは株ごとに付いている芋の数、大きさ、形も違うため、まるで宝探しのようにたのしい♪
「やったー！いっぱいついてるよ、みて！」「おおきいのがとれたよ！」とみんな満面の笑みでした^^

さつまいもを掘り終えると、次はカブの収穫体験です。
今日とるのは「白かもめ」という品種の白カブです。
「カブはさつまいもと違って、白い部分が土から顔を出しているから、大きそうなのを選んで取ってごらん」と俊喜さん。
さつまいも掘りでは力が足らずにあまり熱中できなかったまだちいさな子も、カブはスイスイ抜けるのでニコニコ笑顔で楽しんでいましたよ♪

最後は、畑を移動しまっさらなハウスの中へ。
今回は収穫体験だけではなく、野菜の種まきも体験しちゃいました^^
蒔くのは、冬野菜の定番「大根」の種。
野菜の種を見る機会もそう無いと思うので、種もよ〜く観察。
俊喜さんから蒔き方を教わって、家族ごとに任された畝に、一粒ずつ丁寧に蒔いていきました。
「農いく！」の中でも毎回できる体験ではないですが、「収穫」という野菜栽培のゴールだけでなく、こんな風に「はじまり」の部分を体験して、野菜と出会う際の視点がまたひとつ増えたらいいなぁと、作業に集中するみなさんを眺めながら感じていました。

これで活動は全て終了！
今回は特別に、俊喜さんの育てたさつまいも（紅はるか）を使った手づくりのお菓子をお土産にお渡ししました。
（「にしこくマルシェ しゅんかしゅんか」のスタッフが、植物性のお菓子づくりを生業としており、今回の製作を担当してくれました）
お家でも、ご家族みなさんで今日の体験を振り返りながら楽しんでもらえていたら嬉しいなぁと思います♪

清水俊喜さん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました！
また季節の移ろいとともに姿を変えていく、東京の畑でお会いしましょう♪