東京の畑では、秋の収穫期を迎える11月。
おいしい味覚がたくさんなこの時期。農いく！も様々な農家さんにお世話になりほぼ毎週末開催しています！
そのうち11月第一弾となった本イベント「親子でキウイの収穫体験！」の模様をレポートしたいと思いま〜す！

今回は、農いく！初の三鷹エリアでの開催となりました。
実はこの企画、当日お世話になった先生農家さん・吉野園の吉野均さんより「ぜひうちの園で、農いく！を開催してほしい」という嬉しいご依頼をいただいたことが始まりでした。
それまでは、普段私たちの取引先農家さんのところ（国立市・国分寺市・立川市・日野市）で開催してきたので、少しドキドキしつつ迎えた当日の朝。
でも、そんな緊張は一瞬で吹き飛んでしまうくらい、18組の親子のみなさんの笑顔弾ける回となりました♪

吉野園の畑では、キウイの他にも色々な果物が栽培されていますが、キウイだけでも8,000平米の畑。
3種類の品種を育てられており、今回の農いく！ではその中でも定番人気のグリーンキウイ「ヘイワード」を収穫させてもらえることに。
参加者数が多かったこともあり、2チームに分かれて、「農家さんから三鷹産キウイのお話を聞く」「キウイを収穫する」という内容を2チームで入れ替えながら同時進行することになりました♪

吉野さんからのお話コーナーでは、楽しいクイズがたくさん！
「世界で一番多くキウイを栽培している国はどこでしょうか？」という質問には、とっても元気な子が真っ先に手を挙げて「ここー！！（吉野園）」と答える姿に、吉野さんも他の参加者の方もおもわず笑みがこぼれます♪
世界では、日本は第一位ではないけれど。日本では、東京は第一位ではないけれど。東京都内では…なんと三鷹市が生産量第一位を誇ります！
そんなランキングやキウイ栽培のお話などいろいろなことを知れて、子ども達はもちろん、親御さん達も「へ〜！」という声がたくさん聞こえていました^^

いざキウイの収穫では、普段農家さんが収穫時に使う「カンガルーバッグ」をお借りして、もいでは入れ、もいでは入れを家族で協力して繰り返していきます。
キウイの棚は180-190cmくらいあり（ちょうど均さんの身長くらいだとか）、ちいさな子ども達にはすこーし高い…そこで、吉野さん家のコンテナをお借りして、ステップ代わりにします♪
元気な子ども達は、「あ、あそこ届きそう！」「ここいっぱいあるじゃ〜ん！」と上を見上げながら、自分たちでステップを動かしてどんどん収穫していました。お父さん、お母さんがお子さんのペースについていけない場面もチラホラ（笑）
収穫しながら、キウイの毛の感触を確かめたり、「こんなにかたいんだ」と気がつく子も。
キウイは樹上で熟すのを待たずにまだかたいうちに収穫し、その後追熟させてから食べる果物です。
実際に収穫しながら、お話コーナーで聞いた内容に納得している表情が素敵でしたよ。

みんなで収穫＆農家さんのお話コーナーを終えると、母屋の作業場へ移動。
ここでは、キウイの選別機械の実演をしていただきました。
これがとっても大きくてハイテクな機械！
まずキウイの表面のおおまかな毛を取り、その後ベルトコンベアでひと玉ずつ運ばれます。
するとその先には、一定の間隔ごとに秤がついたコンベアが。ここで瞬時にグラムを計り、大きさごとに「3L」「2L」「L」「M」「S」「SS」などに分けて箱へ流れていく仕組みです。
見てみると、みんなが収穫したキウイはそのほとんどが「3L」「2L」へ！普段見かけるよりも、一回りもふた回りも大きくて立派なキウイなんだということを、みんなで発見しました。

最後に、吉野さんからお家での追熟方法をデモンストレーション♪
「熟れごろ」という専用のお薬を使ってやる方法を教わりました。
お家でおいしいキウイに仕上げるために真剣な表情でお話を聞くみんな。その後、上手にできたかな？？
（スタッフ宅でもやってみたところ、追熟開始から9-10日目くらいで食べ頃を迎えましたよ^^お世辞ではなく、今まで食べたキウイの中でいっちばん、おいしかったです！）

初めての三鷹市での開催となった今回。
普段はなかなかエリアが異なりますが、吉野さんや日頃お世話になっている方の活動を拝見していると、農業への熱い想いを持った農家さんが多い街だと感じています。
また三鷹でやりたいな〜〜〜♪

吉野さん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました！
またぜひ東京の畑でお会いしましょう♪