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【親子でさといもをそだてよう!】第三回(最終回)活動レポート♪

2022年11月22日

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今年度お送りしている農いく!自産自消シリーズ。
そのうち、国立市・佐藤英明さんを先生農家にお迎えし、16組のご家族と活動をしてきた「親子でさといもをそだてよう!」が今月最終回を迎えました♪
4月末の第一回で種いもを植え、7月の第二回では生育観察と葉っぱと背比べを楽しんできたみんなのさといも。
上の写真(奥に写っているのがさといも)でご覧の通り、もうすっかり葉っぱも枯れてクタッとなっていますね。おいしい収穫期を迎えた合図です!
最終回の様子も、当日のお写真と共に振り返ってご紹介したいと思います♪
テーマは、「みんなで植えたさといも掘り!&旬の野菜収穫体験」


(早めに着いた子は、お母さんたちと一緒に畑で育つ野菜を観察中…^^)

(何が気になるかな〜?葉っぱもまじまじ。)

全員集合したら、今日の活動予定を共有し、早速メインのさといも掘りがスタートです!
まずは先生農家の英明さんに、さといもの収穫方法を伝授してもらいます。
掘り方はもちろん、さといもが土の中でどう育つのか、親芋・子芋・孫芋それぞれの栄養価やおいしい食べ方なども教えてもらいましたよ^^


(たまに付いている小さな芋(ひ孫芋?)は丸ごと蒸すのがオススメなのだとか!)

ばっちりお手本を見せてもらったら、畑へ入ります。
自産自消シリーズでは、第一回で種いもを植えた際に、自分家の名前や日付を書いた木札を目印に立てておきました♪
自分家の木札を見つけると、さっそく土をがんばって掘っていきます!



(さあ、出てくるかな〜??ドキドキ、ワクワク。)


(さといも、みーつけた!おいも同士が繋がって育っているね♪)

(お、重いよ…!の表情かな?^^収穫後にポキポキおいもを外す作業も楽しいね。)

さといもは、植えたら最初に「親芋」が付いて、そこに「子芋」「孫芋」と続いて付いていきます。
「半年間、土の中でじっくりと、家族一緒に育つんだね」そんなさといもの特徴も、実際に土に触れてさといもに触れて体験できました♪
みんなの名前を書いた木札も、半年間ずっと畑で見守ってくれて、もうすっかり文字はかすれてしまいました。それも良い思い出ですね^^
4月以降、みんなが畑に来ない間も、毎日お世話をしてくれた先生農家の英明さんに「どうもありがとうございました!」

さて、さといも掘りを終えたら、後半戦の「旬の野菜収穫体験」へ移ります。
みんなで、さといも畑から歩いて5分ほどのところにある別の畑へ…

この日はさといもの他にもカラフルな旬の野菜をいくつか収穫体験!
まずは、ちょっと珍しい「秋作トウモロコシ」が登場です。
ご存知のとおり、トウモロコシの旬といえば夏。でも、英明さんは毎年少し時期をずらして苗を植え、秋に入ってから収穫期を迎えるように栽培されています。
農薬の使用をかなり抑えていることもあってどうしても虫がつきやすかったり、また、本来の旬とはずれるため大きさが小さくなったりという点はあるものの、ゆっくり育つから味はおいしい!という秋のトウモロコシ。
みんなも初めて体験しましたね♪



(虫さんや大きさを確認しながら、これ!というトウモロコシを自分たちで選んで収穫しました♪)

トウモロコシの次は、同じ畑で育っている「赤カブ」の収穫に挑戦です!
この日は11月上旬。本来ならもう少し待って大きくなってから収穫をするのですが、この日は「ちょっと小さくてもよければどうぞ!」ということで特別にとらせてもらえることに♪
皮は鮮やかな濃いピンク色、葉っぱも青々として見るからにおいしそう…子どもたちも自分の力でえい!とがんばりました^^



(赤カブは皮ごと酢漬けにするととても綺麗に染まりますよね。みんなどうやって食べたかな?)

最後は、こちらも旬を迎え始めた「長ネギ」の収穫です。
お手本を見せてもらいながら、「根元の土を軽く掘ってから、両手でしっかり持って真上に引っこ抜く」と教わったみんな。
ネギが折れることなくとっても上手に収穫できました!
中には勢い余って尻もちぺったん!してしまうかわいらしい姿も^^
今日の収穫はどれも特別な道具がいらなかったので、子どもたちの手で触れながら体験できましたね。



(収穫したら、畑全体にほのかにネギの爽やかな香りが漂っていました♪)

ここまでで収穫の活動はおしまい。
作業場では、英明さんからみなさんへ、それぞれの野菜の保存方法やオススメの食べ方のお話もいただきました。
「野菜はなるべく、畑で育っている時の姿で保存してあげると、余計なストレスがかからなくておいしさが保たれます」とのお話には、親御さんも「へえ〜」「なるほど」と興味津々なご様子。

(お話を聞いて、解散後さっそく「〇〇にして食べました!」「トウモロコシ、本当に甘くてびっくりしました…!」と感想をメールで送ってくれたご家族もいて、嬉しかったです♪)

おまけで、普段英明さんが使われているさといもを出荷前に処理するための機械が動く様子も見せてもらいました!
刃が交差して動くことで、さといもはほとんど傷つけることなく、余計な土や毛だけを落としてくれる便利な機械。
こうして、普段お店で並んでいるさといもの姿に近づいていくんだね、と知れたみんなでした。

最後に、英明さんからみなさんへちょっとしたお土産を。
本ゆずと花ゆずを掛けあわせたという、綺麗な黄色いゆず。ほのかに良い香りがして、季節が冬へと向かっていくのが感じられましたね…^^

4月末から半年間に渡ってお届けしてきた自産自消シリーズ「親子でさといもをそだてよう!」
3回の畑での活動と、2回の旬野菜セットのお届けを通じて、東京で育つ野菜の旬を知り、味わい。
そして何よりも、野菜を育ててくれる農家さんという存在やそのお仕事を身近に感じていただけていたら、本当に嬉しく思います。
幅広い年齢の子どもたちが参加してくれましたが、活動の中ではそれぞれの段階ごとに、野菜の収穫や観察、ゆっくりと土に触れることなど、楽しめることを子どもたち自身が自然と見つけながら参加してくれていたように思います。
ご参加いただいたご家族のみなさん、先生農家の佐藤秀明さん、本当にありがとうございました!
今回のご縁を、この先にも繋いでいけたら嬉しいです。またぜひ畑に遊びに来てくださいね^^♪

text:Megumi Maruyama

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