体験レポート
今回は、「のらぼう菜」の収穫体験がメインテーマ!
ちょっぴり風が強いポカポカ陽気の3月14日(ホワイトデー!)、三鷹市・冨澤ファームの畑で親子のみなさんと活動しました♪
今回の先生農家さんは、冨澤ファーム四代目の冨澤剛さん。
まずのらぼう菜をよく観察しながら、どんなお野菜なのかお話を聞きました。
「江戸東京野菜」にも登録されているのらぼう菜は、江戸時代からずっと栽培が続けられてきた伝統野菜のひとつ。
その昔は「ジャバ菜」として栽培されていたと記録が残っていて、その名前の由来は、インドネシアのジャワ島を経由したオランダ船が最初に日本に持ち込んだからではないかという謂れがあるそうです。
今の名前とまったく違う印象のネーミングやその由来に、みなさん「へえ〜!」と感心されていましたね。^^
その後冨澤さんに収穫方法を教わり、いよいよ畑へ入っていきます!
のらぼう菜は、中心の太い主茎を摘芯したのちに(この主茎もとっても甘くておいしいんですよ!)、成長する脇芽を手で収穫していきます。
子どもたちの力でも、手で簡単にポキポキと折れるので楽しい♪
脇芽といっても1本で100g前後はある立派なのらぼう菜。だいたい1kg前後を収穫したら、ニコニコ笑顔で大事そうに抱えるみんなでした^^
収穫を終えると、少し離れた場所にある冨澤ファームの作業場へ移動。
(一緒に収穫した初対面のお友達同士が、あっという間に仲良くなって手を繋いで歩いている姿が印象的でした…♪)
作業場へ着くと、今収穫したばかりののらぼう菜を荷づくりしていきます。
葉野菜は、ボードンと呼ばれる透明な袋に入れていきますが、丁寧にやらないと、葉が中で引っかかってしまったりちぎれてしまうことも…子どもたちはみんな真剣な表情で、お父さんやお母さんに袋を広げてもらいながら、ゆっくり丁寧に詰めていましたよ。
荷づくり体験も終えると、最後に夏野菜の種まき体験!
今日は、冨澤さんが6月半ばごろから収穫する予定の「キュウリ」の種をみんなでまくことに♪
まずは、この日ボランティアスタッフとして参加してくれた「WeFarm…」の学生さんたちが、種まきのお手本を見せてくれることに。
一口に「種をまく」と言っても、土を入れて、トントンして、また土を入れて、指で穴を開けて、、、と意外とたくさんの工程があることを知りました。
いざ子どもたちもやってみると、結構難しい!
土を平らにしたり、キュウリの小さな種を一粒ずつ入れたり、と繊細な手仕事が必要な作業であるということを実感できたのではないかなぁと思います。
このキュウリ、無事に収穫期を迎えたら、参加者のみなさんにお届けできたら良いなぁと思っています!そちらもご案内をお楽しみに〜♪
この日の最後には、のらぼう菜をふんだんに使ったパウンドケーキのお土産も登場!
冨澤さんから一人ひとり手渡しでいただくと、子どもたちはみんな「ありがとうございます」としっかりお礼を伝えていましたよ。
このパウンドケーキは、冨澤さんと親交のある飲食店のスタッフさんが、冨澤さんののらぼう菜を使って作られた特別なおやつ。
しっかりと青菜の香りがしつつも、やさしい味わいにほっこりしました…^^♪
一般的にはほとんど流通していないため、まだまだ珍しいのらぼう菜。
三鷹市では、冨澤さんを中心に栽培されている方が多く、市の名産野菜と言っても良いでしょう。
冨澤ファームには無人の自動販売機形式の直売所があり、春の間のらぼう菜が楽しめますので、ぜひお近くの方はお立ち寄りください♪
受け入れてくださった冨澤剛さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
来年度も三鷹エリアでの農いく!を予定しておりますので、ぜひまた畑でお会いしましょうね^^
開催概要
- 開催日
- 2021年3月14日
- 開催時間
- 10:00〜12:30
- 開催場所
- 冨澤ファーム
東京都三鷹市牟礼7-4-25(のらぼう菜の畑)
※のらぼう菜の収穫を終えてから、冨澤ファーム作業場(東京都三鷹市北野3-10-10)へ徒歩で移動します。 - 対象
- 東京都内にお住まいのご家族
- 定員
- 20組(1組あたりの人数不問)
- 参加費用
- 2,500円/1家庭(大人1名+子ども1名)
※1名追加ごとに体験費用として+500円 - 申込締切
- 3/9(火)定員に達し次第受付終了
だんだんと暖かい気候の日が増えてきて、春がもうすぐそこまで来ているのが感じられますね^^
3月の「農いく!」では、東京多摩地域の春野菜として直売所では毎年人気の「のらぼう菜」をテーマに行います!
のらぼう菜、なかなかその名を聞いたことのない方もまだまだ多いと思いますが、多摩地域では江戸時代から栽培がされてきた伝統野菜のひとつ。東京うどや練馬ダイコン、谷中生姜などと並んで「江戸東京野菜」に登録されている野菜です。
菜花の仲間ですが、苦味はほぼなく、ほのかな甘みと柔らかさを楽しめる葉野菜ですよ♪
お世話になる先生農家さんは、三鷹市・冨澤ファーム4代目の冨澤剛さん。
今回、昨年11月に開催された「親子でキウイの収穫体験!」の吉野園さん以来、二度目となる三鷹エリアでの開催となります!
冨澤さんは、年間でおよそ30種の野菜を栽培されていますが、中でものらぼう菜の栽培への熱量はすごく、ただ栽培して出荷するだけでなく今後はブランディングなどを通じてよりのらぼう菜を知ってもらうための普及活動にも取り組まれる予定とか。
毎年栽培したうちの一部から「自家採種」して育てられていますが、三鷹市内の他の生産農家さんにも冨澤ファームで採れた種を配っているそうです。
今回のイベントでは、そんな冨澤さんに、のらぼう菜のことや江戸東京野菜のことなどいろいろなお話を聞きながら、実際に親子で収穫を体験します!のらぼう菜は、手でポキポキと折れるので道具は不要!小さなお子さまも安心して体験していただけます。
収穫体験の後は恒例の荷づくり体験に加えて、もうひとつ♪
2〜3月はちょうど農家さんにとっては大事な種まきの季節。今回は、冨澤ファームで今年の夏に収穫を迎える夏野菜の種まきをみんなで体験しちゃおう!
野菜の種ってどんな形や色をしているかな?種まきはどんなところに気をつけてやるのかな?農家さんに直接教わって詳しくなろう♪
さらに今回は、冨澤ファームさんと親交のある飲食店のスタッフの方から、のらぼう菜をふんだんに使った手づくりのおやつをお土産としてご用意してもらえることに!どんな味がするのかお楽しみに…♪
丁寧な栽培はもちろん、農を起点としていろいろな方との交流のある冨澤さんのお話は、とっても楽しい!きっと気持ちよく体を動かしながら、東京の農業をよく知れる機会となります。
ぜひご家族みなさんで、三鷹市のまちなかにある畑に遊びにきてください^^!
※屋外での活動のため、雨天の場合は中止となります。
農業体験の流れ
こちらは例となります
イベントごとの詳細は申し込み受付完了後に
ご連絡いたします
集合
最寄駅などに集合します
農家さんのお話
農業や野菜のお話、収穫の方法など
について説明を受けます
収穫体験
その時期に旬を迎える
野菜の収穫を体験します
レクリエーション
荷づくり体験など
収穫以外にも楽しいプログラム
試食
収穫したばかりの野菜を
みんなで楽しく試食!
解散
直売所でのお買い物体験も♪
おつかれさまでした!
アクセス
冨澤ファーム
東京都三鷹市牟礼7-4-25(のらぼう菜の畑)
※のらぼう菜の収穫を終えてから、冨澤ファーム作業場(東京都三鷹市北野3-10-10)へ徒歩で移動します。
JR中央線「吉祥寺」駅または京王線「千歳烏山」駅より小田急バス「天神前」バス停下車徒歩5分