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  • 日野市
  • 2021年11月23日開催

【農いく!スペシャル編】親子で畑をオモシロガロウ!

丘の上の畑で収穫体験とFeel℃ Walkを楽しもう!

体験レポート

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11月23日(火・祝)に開催された農いく!スペシャル編。
「親子で畑をオモシロガロウ!」というテーマのもと、日野市・由木農場の広大な畑に10組のご家族が集まりました。
先生農家さんに由木農場の由木勉さんを、そしてスペシャル編特別講師として一般社団法人みつかるわかるの市川力さん(通称おっちゃん!)をお招きして行われた今回。
さて、どんな活動が繰り広げられたのでしょうか??
盛りだくさんの一日となった今回も、お写真とともに振り返ってみたいと思います♪


(前日にかなり雨が降り、敷地内にはあちこちに大きい水たまりがありました)


(みんなが到着する前の作業場の様子。由木農場のスタッフのみなさんが、いろいろな野菜を出荷するための準備をしていました)


10組全員が集合し、由木さんや市川さんのご挨拶が終わると、まずは普段の農いく!らしく季節の作物の収穫体験からスタートです!
由木さんについていきながら、竹やぶなど豊かな自然が残る景色の中を歩いて畑へ向かいました。
最初に収穫するのは、旬を迎えた大きな大根!
青々として見るからにおいしそうな葉っぱ、その下には太くて立派な大根が顔を覗かせています。
まず由木さんに大根の収穫方法を教わってから、とりたい大根を選ぶ子どもたち。この日は、子どもたちが選びやすいようにと、由木さんがあらかじめ収穫適期を迎えた大根の葉っぱに目印の紐を結んでくださっていました!
「どれにしようかなあ〜」と畑をウロウロしながらじっくり選ぶ子もいれば、「これ!」と目の前の大きな大根に狙いを定める子も^^
引っこ抜いてみると、みんなの背丈と同じかそれ以上に大きな大根がニョキッと!思わずみんなの歓声が上がります♪
大根抜きが初めての子も、やったことある子も、お互いにとった大根を見せあいながら長さ比べをしている様子もありましたね。


(由木さんによる説明の様子。さあ、重たい大根、ひとりで抜けるかな〜?)

(葉っぱが折れないように、グッと両手で力を込めて上に引き抜きます!)

(みんないい表情!がんばれ、がんばれ〜♪)

(みんなと同じくらいの立派な大根を抱えて、ニコリ。^^頑張って持って帰るぞ〜)


大根の収穫を終えると、お次は人参の畑へ!
11月も下旬に入り、少しずつ寒さが増してきて、人参の葉っぱも一部黄色がかりはじめていましたね。
(この後本格的に霜が降り始めると、葉っぱは傷んでしまうので落とされて、出荷されなくなります)
人参の収穫体験をするのは、農いく!にとっても実ははじめて。今回、ギリギリ、貴重な葉つき人参のある時期に滑り込めて良かったです。
人参も収穫方法を教わり、目印の紐が縛ってある人参を探しながら収穫体験スタート♪
スイスイ抜く子もいれば、葉っぱの部分が切れちゃって人参を土から掘り出してあげる子も。
「簡単にひっこぬけるものかと思ったら、意外と土にしっかりと植わっているんだね」という声も。実際に収穫を体験することでわかる発見や、畑の土の感触なども味わってもらえる機会となりました^^


(人参畑を散策。普段葉っぱはなかなか目にすることがないかな?)

(由木さんから収穫方法の説明中)

(いざスタート!どんな大きさ、形の人参が出てくるか楽しみ!)


(とれた、とれた♪普段よく食べる人参でも、自分で選んでとった人参はちょっぴり特別。)

(葉っぱが切れちゃった人参も、親子一緒に土を掘り掘り。丁寧に収穫していましたよ。)

人参の収穫体験、人参も土に隠れているからどんな子が出てくるかわからないところが、芋掘りなどと似た楽しさがあるなあと感じられました^^
また次にやる時には、もう少し早め、葉っぱがちょうど青々として一番おいしい時期にもやれたらいいなあ。

さて、人参の収穫も終えると、みんなのお楽しみ!?
由木農場のリンゴ畑へ向かいます!

由木農場では、ここ数年でリンゴの「高密植栽培」という方法を採り入れ始めました。
その最大の特徴は、栽培開始からリンゴがとれ始めるまでの速さと収穫量の多さ。
ただし従来のものよりも苗が高価であることや、数が少ないこともあって、まだまだ東京都内では貴重なのだとか。
由木さんは将来的にはリンゴ畑全面を高密植栽培に切り替えていくことを目標としています。
畑ではそんなお話も聞かせてもらいながら、肝心の収穫方法とおいしいリンゴの見分け方についても教わりましたね。
収穫は「力を入れず、リンゴのお尻を空に向ける」、おいしいリンゴは「表面がザラザラしている」「お尻の部分が黄色くなっている」というのがポイントでした^^

お話を聞きながら一生懸命メモをとるお父さんの姿も。子どもたちは目の前にたわわに実るリンゴを待ち切れない様子…
人参に続き農いく!にとっても初めてとなるリンゴ狩り体験、いよいよスタートです♪


(由木さんのリンゴはどれも大玉!両手で大事に持って収穫します)

(お尻、しっかり黄色くなってるかな?よ〜く観察しています。)

(大きなリンゴが取れました♪)

(ちなみに、リンゴ畑の下には草がフカフカ。木漏れ日が差し込んで歩くだけでも本当に気持ちいい空間でした♪)

さて、農いく!らしい季節の作物の収穫体験はここまで。今回の前半が終了です♪
後半は、いよいよ「Feel℃ Walk」体験。

リンゴ畑に敷いたシートの上に集まって、まずは市川さんからどんなことをするのか簡単な説明を。
ただし、難しいことは何もありません!とにかく、由木農場の広大な敷地内を、なんとなく気になるもの・風景を追い求めて歩いてみようという時間です。
一人ひとりに渡されたのは、画用紙とクレヨン、そして気になったものを持って帰ってこれるようにチャック付きのビニール袋。
「さあ、自由に畑を散策してきてごらん」という号令のもと、家族で好きな方向へ。Feel℃ Walkの始まりです!


(歩いている途中には、由木農場自慢のさくらこめたまごを検品している方や、)

(掘り立てのごぼうを洗っている方にも遭遇できました。まさに畑ならではの風景ですね)

おおよそ40分間ほどの散策、畑でゆったりと過ぎる時間をお楽しみいただけたのではないかと思います。
歩いたり集めたりを終えた後は、リンゴ畑のシートに戻り、子どもたちの創作タイムへと移ります。
自分が今日の活動を通して、見たもの、出会ったもの、気づいたものなどを思い思いに表現していきました!
画用紙いっぱいに絵を描く子、集めたお気に入りの落ち葉や花をボンドやテープで飾る子、畑の隅に落ちていた大きなさといもの葉っぱを頭に被る子…本当に自由に自分なりの表現を楽しむ子どもたちの姿は、とってもキラキラ♪
最後に、おっちゃん(市川さん)が一人ひとりに、「何を表現したのか教えてくれる?」とやさしく聞いて回り、子どもたちもお互いに一生懸命発表を聞きあいました。
今日由木さんに聞いた通りリンゴのお尻が黄色く塗られていたり(すごい!)、集合場所にあった大きな水たまりを「チョコレートみたいでした」と表したり(感性が眩しい!)、個性たっぷりの発表タイムにお父さんお母さんも興味津々で聞いていましたよ。


普段なかなか気軽に入ることのできない農家さんの畑。
作物を育てる場として存在する畑ですが、今回の農いく!スペシャル編を通して見えてきたのは、それ以上にいろいろな可能性を秘めた畑の「場」としての価値。
市川さんからも「この由木農場の雰囲気が、「場」の持つ力というものをすごく感じさせてくれました」とお話がありました。
今後も、Feel℃ Walk的な畑の楽しみ方、細かくプログラム化されていない畑での過ごし方みたいなものを模索していきながら、東京に暮らす子どもたちとあたたかい時間や空間を共有していけたら嬉しいです。

最後に、由木農場名物・生まれたて「さくらこめたまご」のお土産を子どもたちへ。
由木さんが自家配合しているこだわりの餌を食べて育った鶏たちが生む、くさみのないさっぱりとした味わいのたまご。
毎日食べてもまったく飽きのこない、自慢のたまごです。(ここ日野市内の公立小中学校、なんと全校の給食にも使われています)

最寄りのバス停を降りてから10分ほど坂道をのぼった丘の上に広がる由木農場。
えっちらおっちら、少し頑張ってたどり着くことのできるそこには、本当に気持ちいい自然豊かな畑が残っていて、今回収穫したようにさまざまな作物が丁寧に手間暇かけて育てられています。もちろん、元気に響き渡る鶏の鳴き声も。
またきっと、由木さんの畑を舞台に、農いく!できますように。
ご参加いただいたみなさん、農家の由木さん、特別講師の市川さん、ありがとうございました〜!

開催概要

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開催日
2021年11月23日
開催時間
10:00〜13:30
※1day開催への変更に伴い、終了時刻がチラシに掲載されている12:00から変更になりました。
開催場所
由木農場
東京都日野市百草1072
※「帝京大学駅伝競走部合宿所」で検索してください(農場名で表示されるのは裏口で入れませんのでご注意!)
対象
東京都内にお住まいのご家族
※活動内容を踏まえ、おもな対象年齢は、おおよそ年長〜小学3年生くらいのお子さまです。
(他の年齢のお子さまもご参加いただけます)
定員
10家庭(1家庭あたりの人数不問)
参加費用
5,000円/1家庭(大人1名+子ども1名)
※1名追加ごと体験費用として+500円
※1家庭あたり、収穫した秋野菜とリンゴ、由木農場のうまれたてさくらこめたまご10個入をお持ち帰り♪
申込締切
2021年11月18日

(11月13日 13:00追記)※重要!
本イベントは、当初2days開催を予定しておりましたが、「2日間のうち1日だけ都合が悪くて…」「子どもと一緒にZoomに参加するのがハードル高くて…」などのお声を複数いただいたため、2日間で予定していたプログラムをギュギュっと1日にまとめて開催する運びとなりました!
プログラム変更にあたりご相談に乗ってくださった、農家の由木さんと講師の市川さん、そしてすでにお申し込みをいただいていたみなさまに感謝いたします。
それに伴い、以下の通り変更点がございます。
ご参加をご検討中のみなさまは、チラシの内容と異なる部分がございますので、よくご確認の上お申し込みくださいませ。
①開催日時:2021年11月23日(火・祝)10:00〜13:30 の1dayのみ
②Feel℃ Walkの振り返り:Zoomは使用せず、23日にそのまま畑で行う
③収穫内容:秋野菜(大根・人参)に加えて、りんご狩りも追加♪
④参加費:5,000円(当初より2,000円減額!)

—————————————-

11月第三弾となる農いく!は、今回だけのスペシャル編!
普段の1dayイベントで行なっている旬の野菜の収穫体験に加えて、「一般社団法人みつかるわかる」の市川力さんを特別ナビゲーターとしてお迎えし、一緒に畑で楽しい時間を過ごします♪

(当日の先生紹介)
①先生農家:由木勉さん(日野市・由木農場)

直売所「しゅんかしゅんか」開業以来ずっとお世話になっている農家さんです。
日野市の丘の上に広がるのは、元気なとりの鳴き声が響き渡る養鶏場。ここで、私たちの直売所でも大人気の「さくらこめたまご」が毎日生まれています。
養鶏の他にも、広大な畑でいろいろなお野菜を育てている由木さん。畑には、とりの糞を肥料に使うなど長年にわたり「循環農法」を行われています。
野菜の他にも、敷地内にはなんとブルーベリー畑やリンゴ畑、春になるとおいしいタケノコが採れる竹やぶも!当日は収穫シーズンは終わってしまっていますが、いろいろと見学できるのでお楽しみに♪

②特別ナビゲーター:市川力さん(一般社団法人みつかるわかる 代表理事)

長年、大人と子どもが一緒になって「見えないなりゆき」を追いかける学びを研究・実践されている市川さん(通称:おっちゃん!)。
多様な人たちが持ち前の好奇心を発揮してともに成長する場を生む「まちのジェネレーター」として、全国を飛び回り活躍されています。
おもな著書は『探求する力』(知の探求社 2009年)など。
今回、様々な人の繋がりからご縁が生まれ、農いく!に特別ナビゲーターとしてご参加いただける運びとなりました♪

今回の「親子で畑をオモシロガロウ!」は、2days企画となります!
プログラム一日目は、普段の農いく!らしく畑を舞台に開催。
日野市百草、丘の上にある由木農場に集まり、まずは旬の大根と人参の収穫体験♪
大根と人参、もちろんどちらも葉つきの状態で収穫します。畑で育つ姿を見たことがある子も、初めてだよという子も、みんなで一緒になって体験してみましょう!
また当日は、由木農場自慢の「さくらこめたまご」のお土産も付きますので、お家でゆっくりお楽しみいただけます♪

普段の農いく!らしい活動が終わったら、いよいよ特別企画のお時間。
市川力さんが全国の子どもたちや大人向けに実践をしている「Feel℃ Walk」を畑でやってみようという試みです!
Feel℃とは、「感度」から生まれたオリジナルの言葉。
何をすれば良いのかな…?と難しく考えず、「なんとなく気になるもの」を追い求めて、自由にあてもなく「歩く(Walk)」だけ。
そうすると、不思議なことに発見の感度が上がり、イキイキ・ワクワクしてくる。
大人も子どもも一緒になって、自由に、畑を歩きながらゆったりとした時間を親子一緒に過ごしてみませんか?
農いく!としても初めての試みとなります。でも、力さんと話していると、自然とワクワクしてきてしまうこの感じを、農いく!に参加する子どもたちや親御さんと共有したい!
そんな思いで、特別企画として実施いたします。持っていくのは、スマホと好奇心だけ!

そして、プログラム二日目は、ご自宅からみんなでZoomを繋いでオンラインで開催します。
この日は、一日目のFeel℃ Walkでみんなが畑を歩いて発見したことや楽しんだことを、お互いにシェアしてみようというお時間。
この日も、農家の由木さんやナビゲーターの市川さんも参戦!みんなで思い思いに話して、一緒に参加したご家族の発見を愛でながら、「オモシロガル」時間になれば良いなぁと思っています。
どんな発見や気づきが待っているのか、私たちも、みなさんとやってみないとわからないことだらけ。その未知の感覚を一緒に楽しめたら嬉しいです♪

これまでの農いく!でも、畑での収穫体験以外に、虫を追いかけたり、周りの木をじっと観察したり、堆肥を触ってみたり…それぞれの感性の赴くまま自由に遊んでいた子どもたち。
今回も参加してくれるみんなが、どんな風に畑を楽しむのか、今からとてもワクワクしています。
秋深まり、気持ちがいい季節。ぜひご家族で、少し新しい視点で畑を満喫しに遊びに来てください♪

※小雨決行、荒天中止となります。あらかじめご了承ください。
※活動内容を踏まえ、お子さんのおもな対象年齢を「おおよそ年長〜小学3年生」とさせていただいております。
ご了承の上、対象年齢外のお子さんもご参加いただけますので、ひとつの目安としていただければ幸いです。

農業体験の流れ

こちらは例となります
イベントごとの詳細は申し込み受付完了後に
ご連絡いたします

1

集合

最寄駅などに集合します

2

農家さんのお話

農業や野菜のお話、収穫の方法など

について説明を受けます

3

収穫体験

その時期に旬を迎える

野菜の収穫を体験します

4

レクリエーション

荷づくり体験など

収穫以外にも楽しいプログラム

5

試食

収穫したばかりの野菜を

みんなで楽しく試食!

6

解散

直売所でのお買い物体験も♪

おつかれさまでした!

アクセス

由木農場

東京都日野市百草1072
※「帝京大学駅伝競走部合宿所」で検索してください(農場名で表示されるのは裏口で入れませんのでご注意!)

京王バス「中和田」バス停下車徒歩10分
もしくは京王線「百草園」駅より徒歩25分
※当日は畑のふもとにスタッフが待機しております。
※自転車でお越しの方は現地に停めていただけます(ただし、集合場所(畑)は坂道を登った丘の上になりますので予めご了承ください。)
※お車でお越しの方は、お手数ですが付近のコインパーキング等をご利用いただきますようお願いいたします。

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