今月も残すところあと1ヶ月を切りましたね。
12月の農いく！第一弾では、「親子で秋のじゃがいも掘り！」を開催しました！
今回はなんと25組、総勢70名近くにのぼる親子のみなさんにご参加いただき、終始ワイワイと賑やかな農いく！となりました♪
当日の模様を少しお届けしたいと思います！

今回お世話になった先生農家さんは、国分寺市・中村園芸の中村清治さん。
実は昨年も同じ時期に、秋じゃがいも掘りで受け入れてくださいました。
今年も畑に伺うと、「連作障害」を避けるために昨年とは違う区画にたくさんのじゃがいもが育っていました。
清治さんの畑で育つ秋じゃがいもは3種類。秋じゃがいもの定番品種「デジマ」、そのデジマを親にもつ「ニシユタカ」、赤い皮が鮮やかな「アンデスレッド」。
この日はその中から「ニシユタカ」と「アンデスレッド」の収穫体験をさせてもらいました♪

まずは、農いく！恒例（？）畑で絵本タイムからスタート♪
今回も、いわさ ゆうこさん作の野菜をテーマにした素敵な絵本『ごんごろ じゃがいも』をみんなで読みました。
絵本には、いろいろな品種のじゃがいもの紹介や、収穫する風景があり、「じゃがいも、いくつ掘れたかなー？」という場面では「ごこ！」「じゅういっこだよ！」と元気な声が♪
じゃがいも掘りがテーマの絵本でしたが、中には「うんとこしょー、どっこいしょー。まだまだ かぶは ぬけません！」と急に『おおきなカブ』のお話を始めるかわいい子も^^
絵本を通して、これから畑に入る気持ちを高めたら、いよいよ収穫体験スタートです♪

清治さんに2種類の違いや、じゃがいもの掘り方を教わって、さっそく親子一緒に掘り掘り！
アンデスレッドを掘っていた子ども達からは「あかーい！」「きれい！」という声が、ニシユタカを掘っていた子ども達からは「おっきいのほれたよ！」という声が上がります。
比べると確かにニシユタカの方が大粒のものが多く、品種により育ち方が少しずつ異なることを知るみんな。
じゃがいも掘りは、土の中からどんな芋が出てくるか掘ってみないと分からない楽しさがあり、まるで宝探しをしているみたいに、キラキラした表情の子ども達が印象的でした♪

一度、親子で協力して掘った後は、「さあ、機械が入るからよけてー！」と清治さん。
ここからは清治さんが運転する大きなトラクターが入り、みんなが掘ったところの土をさらに掘り起こしていきます。
すると…出てくる出てくる！じゃがいもがどんどん土の中から、ゴロゴロと顔を出します。
「一生懸命掘ったはずなのにね〜」というお母さん。人の手で掘った時にはもう見つけられなかったじゃがいもが、まだこんなにたくさん眠っていたんだね、と発見しながら、一つ残らずみんなで拾って集めていきました。

じゃがいも掘りを終えると、楽しい袋詰めタイム！
みんなが掘って集めたコンテナの中から、お家に持って帰りたいお芋を親子一緒に選んで袋に入れていきます。
袋にいっぱい入れすぎてじゃがいもがすでに溢れているおうちも^^（笑）
なかなか手に入らない赤いアンデスレッドだけを詰める子や、大玉を狙ってぎゅうぎゅうに詰める子、2種類を同じくらいに入れてじゃがいもミックスを作る子など、それぞれに個性が出る瞬間です♪

袋詰めが終わると、いよいよラスト！
今回はなんと、畑で青空食堂？ポップコーンを作ってみんなで食べるコーナーもありました♪
いつも少し変わった野菜を育てることで有名な清治さんですが、ポップコーン用のトウモロコシ（「爆裂種」といいます）も毎年栽培されています。
そちらをご提供してくださり、その場で清治さんとスタッフが調理スタート！
鍋の中で、「ポン！ポン！」という音が聞こえると、子ども達の目もキラッキラに輝いていました♪
できたてほかほかのポップコーン、家族やお友達と外で食べるとまた一段とおいしいですね。たくさんのニコニコ笑顔が咲いていました^^

じゃがいも掘りは、農いく！主催の収穫体験の中でも特に人気。
たっぷり掘る中で思い切り土に触れることができるのもその理由のひとつなのかなぁ？なんて、親子一緒に夢中で掘るみなさんをみていて感じました。
都内に暮らして子育てをしていると、普段はなかなか親子一緒にこんな風に体を動かしたり、汚れることを気にせずにゆっくりと土に触れる時間は少ないかもしれません。
その分、「農いく！」に来たら、思い切り、楽しく、家族みんなで「汚れて」帰ってくださいね^^

中村園芸の清治さん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました！
また畑でお会いできますように♪