12月第2弾、そして1dayのイベントとしては年内最後となった今回！
「親子で冬野菜の収穫体験！」と題した今回は、冬に旬を迎える大きな大根と長ネギの収穫をしました。
国分寺市内外から15組のご家族にご参加いただき、気持ち良い青空のもと、盛りだくさんの内容で行われたイベントの様子をお伝えします！

お世話になった先生農家さんは、国分寺市東恋ヶ窪・佐藤園の佐藤慎太郎さんです。
慎太郎さんは今年31歳の若手農家さん。
「若手」といってあなどることなかれ！ここ佐藤園はおよそ2ヘクタールもある国分寺市内でも有数の広大な畑で、現在ではお父さまの弘さんと二人三脚で毎日農作業に励まれています。
「こういうイベントを受け入れるのは慣れていないけれど…」と言いつつも、当日は弘さんとお二人で、とても優しく子どもたちにお野菜のことを色々教えてくださいました♪

まずは、大根の絵本『どっかん だいこん（いわさ ゆうこ作）』をみんなで読むところから。
「大根」と一言でいっても実はいろいろな品種があることや、大根の花は白いこと、カラカラとタネが落ちたらまた大根が育っていくこと、、優しいイラストとともに大根の栽培のお話が描かれています。

絵本を読んで想像を膨らませたところで、いよいよ畑に入っていきます。
まずは大根の収穫から。収穫の前には、慎太郎さんから大根栽培のお話を聞かせてもらいました。
佐藤園では、東西に伸びるかたちで、野菜の作付けを行います。
すると、同じタイミングにタネを蒔いた大根でも、南側の作の方が日当たりが良いためか少し生育のスピードがはやくなるのだとか。
ということで、今回は、南側の大きく育っている方を取らせてもらえることに！
収穫方法のお手本を見せてもらってから、みんなズンズンと畑に進み、笑顔で収穫していきます♪
大きいから子ども一人の力では難しいかな…なんて思っていましたが、なんのその！みんな、よいしょと踏ん張って、しっかりとした力で引っこ抜いていましたよ^^

大根を収穫し終えると、次は長ネギ。
とても身近なお野菜だけれど、どんな風に育っているのかは初めて見るというお子さんも多かったですね。
ここでは、順番に並び、ご家庭ごとに慎太郎さんに教わりながら引っこ抜いていきました。
トップバッターの女の子は、えい！と抜いた瞬間いきなり尻もち…！^^
と思いきや、その後も元気な尻もちキッズ続出で（笑）、終始ワイワイ賑やかな長ネギ収穫タイムでした♪

今回は、収穫だけではありません！
農家さんの毎日のお仕事を体験しよう、ということで、今抜いたばかりの大根と長ネギの「出荷」体験を行いました。
まず大根は、機械を使って洗い泥を落としたら、葉の部分をバケツに溜めた水にじゃぼんと浸してホコリを落とし、葉を束ねます。
長ネギは、シュパッと勢いよく葉の一番外側の部分を剥く機械に通して、ピカピカの姿にします。
これには、子ども達だけでなくお父さん、お母さんも目を輝かせていました。
普段、お店で見る野菜の「ゴール」の姿。そのために、農家さんがどんな機械を用いてどんな作業を日々してくれているのか、そんな背景を体感してもらえたのではないかなぁと思います。

この日は、おまけのみかん狩りタイム付き♪
佐藤園の軒先に昔からあるみかんの木。「好きなだけもいで食べていいぞ〜」と言われて、みんな木の中に入ってもいでパクパク♪
味濃く、昔ながらの甘酸っぱさのある農家さん家のみかん。
収穫体験、出荷体験を頑張った体に、美味しさが染み渡ったのか、みんなとってもいい表情を見せてくれました。^^

年内最後の1day開催となった今回。
佐藤園の佐藤慎太郎さん、弘さん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました！
また、来たる2021年も、たくさんの人と楽しく「農いく！」できることをスタッフ一同楽しみにしております。
良いお年をお迎えください！