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【親子でさつまいもをそだてよう!】第三回(最終回)活動レポート♪

2021年10月19日

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テーマ野菜を栽培〜収穫まで丸ごと体験してみよう!ということで、今年度は合計4本の農いく!シリーズ体験企画を実施中。
そのうち、今年の5月中旬に、一番はやくスタートを切った企画「親子でさつまいもをそだてよう!」の第三回(最終回!)が週末に開催されました!
当日まで天気予報がコロコロ変わりドキドキしながら迎えた当日。
開催中もふと青空が見えたと思ったら、その後パラっと小雨がちらつく瞬間があったりと、秋の空の変化も感じながら無事にみんなで最終回の活動を行うことができました♪
最終回も、農いく!カメラマンのだいすけお兄さんが素敵な写真をたくさん撮ってくれたので、内容を振り返りながらレポートしたいと思いまーす!
テーマは「さつまいもの収穫&さつまいもハンコで遊ぼう!」

これまでの第一回や第二回と打って変わって、秋本番になり少し肌寒さもある中、みんな元気な顔で集まってくれました♪
早めに到着したみんなは、それぞれさつまいもの絵本を読んだり、農家さんのお庭で遊んだり、受付でお渡ししている『Newsletter』を読んだり(…!嬉)しながら思い思いに過ごします。


みんなが揃ったら、さっそくさつまいも畑に向かってしゅっぱ〜つ!
すっかり通い慣れた道で、ぐんぐん進む子どもたち!とついていくのに必死な大人たち!という構図が出来上がっていましたね。笑
途中畑に育つ野菜を観察しながら、「これはブロッコリーかな?」「変わった形のキャベツがあるよ(答:「とんがりキャベツ」でした^^)」など、夏に来た時とはまた様変わりした畑を楽しんでいるご家族の姿もちらほらと♪

さつまいも畑に到着すると、あれれ?さつまいものつるがすっきり切られていましたね。
つるごとでも収穫はできますが、つるを先に切ってからの方がちいさな子どもたちや収穫に慣れていない子どもたちも掘りやすいだろうと、毎年先生農家の清水俊喜さんはあらかじめ切っておいてくれるのです。お心遣いに感謝です!
ちなみに、このさつまいものつるは柔らかいうちにグルグル巻きつければ、クリスマスリースの土台が作れちゃいます♪
(今回も、作りたい方はお持ち帰りできまーすと声をかけましたが、さすがの荷物量に持って帰れるご家庭はいなかったですね^^;農いく!で、いつかそんな企画もやってみたいものです)

さて、まずは俊喜さんに掘り方のお手本を見せてもらうことに。
お手本は、つるをカマで切るところから!ぐぐっと力を入れながら長〜いつるを切ると、お次は株の周りの土を掘っていきます。
ある程度さつまいものお顔が出てきたら、ぐっと両手で掴み、少し揺らしてずらしながら上に引っ張る!
すると、土の中から「デーーーーーーーン!」とても立派なさつまいもがたくさん現れ、見ていたみんなからは思わず「うわ〜〜〜!」という感嘆の声が。「大根みたい!」というお母さんもいましたね。


(↑これがそのジャンボさつまいも。この後「誰が持って帰るかジャンケン」が繰り広げられたのはいうまでもない?笑)

ワクワクを抑えきれない様子の子どもたちは、そのまま畑に入り、自分の植えたさつまいもの番号までまっしぐら!
いよいよ、5月に植えたさつまいも、「紅はるか」と「ふくむらさき」の収穫の時がやってきました☆
いざ、収穫スタート〜!



(よいしょ、よいしょ!がんばれ、がんばれ!結構力と根気のいる作業です。)


(家族で協力し合ったり、)


(おともだち同士で一緒に掘って楽しんだり、それぞれの過ごし方がありました☆)


(ひゃ〜!重たいっ。たくさんついていますね〜!)


(土とたっぷり触れ合えるのも、さつまいも掘りならでは。今日はお洋服も泥だらけにして、思い切り土の感触を楽しんでね!)


(後半、疲れたのかスタッフのメガホンを借りて「みなさ〜ん、さつまいもほり、がんばってくださいね〜」と応援隊に回るキッズたちも^^おともだちと畑散歩も楽しいね♪)

みんなで植えたさつまいも、たっぷり掘れました♪
俊喜さんが事前に話していたように、今年のさつまいもは少し小ぶりなものが多かった印象です。
でもなにせ1家庭あたり4株分育てましたから、小ぶりな方が持ち帰りやすいしお料理はしやすいかも?なんて実は嬉しかったり…^^
収穫したての「ふくむらさき」をその場でポキっと折ってみると、中は見事に鮮やかな紫色。見るからにおいしそうではやく食べたくなってしまいました♪

さて、収穫を終えると、本日の後半戦!
「さつまいもハンコで遊ぼう」のお時間です☆
さつまいもハンコは「いもばん」とも呼ばれたりしますが、輪切りにしたさつまいもの断面を削って、好きな絵の具を塗ってペタペタ遊びます。
今日は特別に、ハンコにするさつまいもの他にも、スタンプになるお野菜たちに登場してもらいました。
今日登場したのは、小松菜、レンコン、ピーマンの3種類。
お野菜は言わずもがな、食べるもの。みんなの体をつくってくれるものです。
今日は、子どもたちにとって「野菜」がもっと身近で親しみのあるものになるきっかけになったらいいなぁと、特別にハンコになってもらいます。断面が可愛らしいお野菜さんたち、よろしくお願いします!


(率先して運ぶのを手伝ってくれた子どもたち。ありがとう^^)

さて、今回はさつまいもの断面を竹串を使って掘っていきます。
さつまいもハンコ作りに挑戦するのは初めてという子どもたちがほとんどで、用意した図案のサンプルなども見ながら、真剣な表情で掘り始めました。中には、「ここに書いていない絵でもいいですか?」というお姉さんも。もちろん!


(油性ペンを使って下絵を描いたら…)



(全集中の呼吸で掘っていきます。みんな、とっても素敵な表情!)


(ちょっと難しいところは、お父さんやお母さんの出番です♪一緒にやると楽しいね。)

みんなそれぞれに好きな絵を掘り終えたら、いよいよ絵の具パレットの登場♪
農いく!のロゴと今回のイベントのタイトルが印刷された台紙を広げて、好きな絵の具の色でペタペタ押していきます!
どんな絵を掘るのか、何色の絵の具を選ぶのか、さつまいもハンコやお野菜スタンプをどんな配置で押すのか。本当に、子どもたちは十人十色です♪
みんなの個性がキラリと光る瞬間で、眺めていてとても楽しい気持ちにさせてもらえましたよ!




(たくさんの、個性豊かな画伯たち。創造力は無限大!)


(ぺったん!さあ、どんな絵が出るかな〜?^^)




(どれもこれも、素敵な作品ばかり。)


(手形を取るのもナイスアイデアだね!)

みんなで遊び終わると、作品を持って記念に集合写真を撮りました♪
ここまでで一旦企画は全て終了。
帰りの会をした後は、俊喜さんのお家で用意しておいてくださった、紅はるかとふくむらさきのふかし芋をみんなで食べました♪

食べてみると、「ぼくはむらさきのほうがすきー!」「わたしはどっちもすきー!」と言いながら、一個や二個では満足できないみんな^^
「もうひとつ、おかわりいいですか?」の嵐がとっても可愛らしかったですね。たくさん体を動かした後のさつまいもは最高です!
(さつまいもの他、もうすぐハロウィンということで、ちょっぴりお菓子のお土産も用意しました)



5月からおよそ5ヶ月間。
全部で3回畑に通い、さつまいもの他にも枝豆の栽培や収穫体験、そしてお家でも旬野菜セットでいろいろなお料理を楽しんでいただけたかなと思います。
畑に来るたび育っている野菜の姿が変わっていく様子だったり、農家さんの日々のお仕事だったり、農業を少し身近に感じられたかな?
苗の植え付けから、途中の生育観察、そして収穫。丸ごと体験したさつまいも、ご家族でたっぷりおいしく食べてくださいね♪
遠くに暮らすおじいちゃんやおばあちゃんに送りたいというご家庭もいらっしゃって、とても温かい気持ちをいただきました。
スタッフにとっても、たくさんのご家族と時間を共にできて、とても嬉しかったです。
またどこかの畑でみなさまとお会いできますことを、楽しみにしております!

ご参加いただきありがとうございました♪みんな、またね〜!

text:Megumi Maruyama

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