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朝どれ野菜って、冬は難しいんです

2020年11月18日

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私たちが運営している直売所、いろいろと自慢できることがあるのですが、1番のウリは何?と聞かれるとやっぱり「鮮度」です。

一般的には、市場を通じて販売される野菜は、「最短」で前々日に収穫されたものが店頭に並んでいると思います。「最短」と書いたのは、個人的には「最短」で並ぶことはそれほど多くないのではないか、という印象があるからです。
逆に、夏に長野県産などの「朝どれレタス」がスーパーなどで並ぶことがありますが、それを実現している生産者や流通業者さんにはリスペクトの気持ちでいっぱいです。収穫が深夜2〜3時になるはずで、それを朝早くに運ぶ人も必要。いろいろな人が尽力した結果として、当日朝どれ野菜が並ぶはずです。

一方、私たちの野菜は最短で当日朝の収穫です。特に、夏のトウモロコシなどは朝どれで入荷します。
また、春秋のブロッコリーも当日の朝どれで入荷することがほとんどです。そうでなくとも、店頭の多くの野菜は前日には収穫されたものです。そのように考えると、「鮮度」は確かに私たちの「ウリ」なんです。
特に、「朝どれ」と言われると、やっぱり魅力的ですよね。

ただし、私たちの直売所でも真冬には朝どれ野菜が並ぶことはかなり少なくなります。
なぜなら、霜が本格的に降りるようになると、霜が溶けるまでは収穫ができないから。
弊社の集荷便は2回まわっているため霜が溶けたらギリギリ当日(朝というか昼というかで)収穫したものが入ることもありますが、あまりありません。

つまり、多くの場合は冬に一番新鮮なのは前日どれ野菜なのです。
それでも新鮮なことは間違いなし!
冬には朝どれ野菜って見ないなと思っていた方はスッキリしてもらえたらうれしいです!

text:Yusuke Shibuya

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