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瑞々しいとは、このこと

2020年4月20日

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直売所では、3月下旬よりコンスタントに「葉付きのかぶ」が入荷中。
かぶの旬は秋冬と春。冬のイメージが強いかもしれませんが、春もおいしい季節です。とはいえ、秋冬と春では同じ「かぶ」でも、状態はかなり違います。

「春」のかぶは、育つスピードがはやいので、根の部分がみずみずしくやわらかく、甘みもしっかりあります。
かぶは火を通すもの、という認識が強いですが、春のかぶは生食がオススメ。サラダやマリネで食べると最高です。
しかも、葉も茎も柔らかいので、ぜひ葉ごとすべて使い切って欲しいです。葉物野菜を買わなくても、葉物を楽しめるのでお得です。

さらっと書いてますが、生育スピードと野菜の硬さには、一般論として関係があります。
早く育つほど、野菜は柔らかく育つことが多く、じっくり育つほど野菜は硬くなりがちです。
だから、ハウス栽培の野菜は、温室育ちで柔らかく育つことが多いです。
また、一方でじっくり育つ方が味わいが深くなる野菜も少なくありません。

同じ野菜といえど、生育状況や時期でその表情が大きく変わります。
そんなことも、農いくを通じて感じてもらいたいことの1つです。

text:Yusuke Shibuya

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