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篠崎さんとのこぼれ話〜都市農業の特徴について

2020年4月10日

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今年3月のいちご摘みとりでお世話になった篠崎さんとのお話から、レポートには載せられなかったこぼれ話をひとつ。
篠崎さんは年間で20品目程度の野菜を栽培している、というお話がありました。実は、一人の農家さんが一年でこれだけの種類の野菜を栽培しているということが、東京の農業の大きな特徴のひとつです。そして20品目というのは決して多い方では無くて、私たちがお付き合いをさせて頂いている農家さんの中には、30〜40品目ほどを手がける農家さんもいらっしゃいます。
広大な土地を有する産地と比べて、農地面積の小さい都市農業においては、ひとつの品目に特化しても、いわゆる「産地」には出荷量で敵いません。そこで、色々な野菜を少量ずつ育てて出荷する「少量多品種」栽培を行う方が多いのです。そうすると、その年の作付けを決めるときにどんな野菜を選ぶのか、また同じ野菜でも育つ土壌が少しずつ違ったり、もちろん栽培の技術や工夫も農家さんにより異なるので、年ごとに農家さん一人ひとりの「味」の違いがとてもよく出るのが、私たちが向き合っている都市農業の面白さのひとつだなあ、と日々感じています。

※写真は、新玉ねぎが育つ畝(2020/2/18撮影)。4月初旬から本格的に入荷が始まりました!今年も人気の春の味覚です。
※篠崎さんのところでの農いく!体験レポートはこちら↓
https://nouiku-tokyo.com/event/0315_hino_shinozaki/

text:Megumi Maruyama

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