農業にかける情熱と同じくらい、バイク、ゴルフ、ラジコンなどたくさんの趣味も本気で楽しむ!
4歳の男の子を育てる父でもあり、お子さんとは畑で一緒に遊んだり、「お手伝い」をしてもらうことも。
朝どれトウモロコシと並ぶ、「しゅんかしゅんか」の夏の看板野菜、枝豆。
その中でも特に佐藤園の枝豆は、入荷が始まると「今年も始まるのを待っていました」「これを買うためだけに来たよ!」という声を多数いただく、常連さんのファンが多い野菜です。
佐藤園のこと
佐藤園のメインの畑は、JR西国分寺駅から歩いて20分ほどのところにあります。
畑のすぐ横には住宅やスーパーマーケット。まさに都市農業といった風景が広がっています。
佐藤園の歴史は長く、この土地で約300年前の江戸時代から、代々農業を営んでいます。
現在は、七代目にあたる慎太郎さん、慎太郎さんのお父様とお母様の3名で営農。およそ2ヘクタールある広い畑で、枝豆、オクラ、ミニトマト、人参、大根、長ネギ、サトイモ、ブロッコリー、キャベツなどの野菜を栽培されています。
年間通してほぼ途切れることなく、安定して品質の高い野菜を出荷してくださるので、お客様はもちろんスタッフの間でも信頼の厚い農家さんです。
夏の主力野菜、枝豆のこと
佐藤園の枝豆は、例年地元産では一番乗りの6月から出荷が始まり9月頃まで続きます。
品種は「福だるま」、「酒の友」、茶豆風味の「湯あがり娘」を時期によって分け、1シーズン計50,000粒もの量を蒔くのだそう!
最盛期には、枝豆を一日に200袋出荷。収穫、選別、袋詰めを全て手作業で行っているため、他の野菜の収穫時期も重なる夏の繁忙期には、朝6時から夜9時まで作業が続くこともあるとか。
また、枝豆の味を落とすカメムシの防除の徹底、手作業で行う丁寧な選別、細かいところまで気を配った枝つきのままの荷づくりは、「おいしくてストレスなく食べられる野菜」をお客様に提供するために佐藤園で代々大切にされている作業です。
多くの農家さんを悩ませる枝豆の天敵、カメムシ。
カメムシに実の中の汁を吸われると食味が極端に落ちてしまいます。しかも、汁を吸われているかどうかはさやからは判別しづらいという、なかなか厄介な虫です。
佐藤園では、カメムシが発生しやすい時期を見越して、毎年決まったタイミングで事前に薬を散布しています。発生する前に対策をとることで、カメムシ被害を徹底的に防いでいます。
こうして育った枝豆は、手作業で選別していきます。
枝豆の荷づくりは、さやをもぎ取る機械を使う農家さんも多いのですが、佐藤園では機械を使わずに自身の目で見て選別しながら手作業で荷づくりすることにこだわります。
毎日野菜をしっかり観察しているからこその職人技とも言える選別の技術です。
(慎太郎さんのお祖父様が枝豆の選別をしている風景)
佐藤園の枝豆の見た目の大きな特徴は、枝つきで袋に入っていること。
鮮度保持の理由で枝つきを好まれるお客様も多く、毎年この荷づくりで出荷してくださっています。
この袋づめ作業には、荷づくりを主に担当されているお母様のこだわりが。店頭に並んだ時に、袋の正面から見たさやの向きを揃えることや、枝よりもさやがきちんと見えるようにといったことを考えてやられているそうです。
多くの方に愛される佐藤園の枝豆は、一つ一つの工程に一切手を抜かず、丁寧な作業を積み重ねた努力の賜物。
自信を持ってオススメできるこだわりの枝豆を、ぜひお試しください!