農いく!とは?

スタッフインタビュー
農いく!とは?

農いく!に参加している
子どもたちの姿・反応

―大人は教育的効果を求めてしまう面がどうしてもあるけど、
あまりそれに囚われたくないなとは思う

お二人とも、お子さんが農いく!に参加していますよね。畑に赴く、農家さんと出会う、野菜を収穫する、農家さんのお仕事を体験するということが、ご自身のお子さんにとってどんな経験になっていると感じますか?

まずは、野菜というものへの愛着が生まれましたね。畑で野菜を収穫すること自体が楽しい、土に触るのが楽しい、っていうのは、なんとなくある。農いく!に行くよって言うと、すごく喜んでるので。年齢が上がっていくと、よりいろいろなことがわかってくるのかなあって感じるけど、3歳くらいの今、そういう環境が自然とあるのはすごくいいなあって思っている。あとは親目線でいうと、そういう週末の遊びって結構課題で。多分うちだけじゃないんじゃないかなあ。公園とかレジャー施設に行って遊ぶとかはもちろんあるけど、逆にバリエーションがそのくらいしかないんだよね。だから、そのどれでもない場があること自体にも意味があるんじゃないかと思う、かな。

ちなみにご自身にとってはどうですか?一緒に参加している親として。

前に落花生をとる回とか一緒にやったけど、シンプルに楽しい。あと、こどもと、ある対象がある環境で一緒に遊ぶっていうのはすごいおもしろくて。子どもとのコミュニーケーションって、特に小さいうちは、ものを介することがすごく多くて。例えばおもちゃとか、絵を描くとか。それが、収穫したものや初めて見るもので、コミュニケーションをとるっておもしろいよね。なんていうか…子どもが見つける何かがあったりして。すごく抽象的だけど、そういうおもしろさも感じます。

圓山さんはいかがですか?

この間、秋じゃがいもシリーズの第2回で、農家さんが新しくハウスを建てる一角があってですね。ちょうどそこに大きなショベルカーがドンと置いてあって、ただ土を起こした状態になってたんですよ、自然に山とか谷があって。そしたら、うちの娘たちは野菜の収穫はしないでひたすらそこで遊び倒す1時間!

めっちゃいいね!

もともと体動かして遊ぶことは好きな方だったけど、なんかいろんな畑に行って、さらに楽しみ方が広がってきたかなって。

上級編だね〜。

少しずつ足を踏み入れてる感じですね(笑)。でもそういう子が農いく!の場に1人2人いると、「僕もそっちに行きたいな」って自然と子ども同士の交流が生まれたりする。あの日も終わったあとにそこで遊んでから帰ったご家族もいて、なんかすごくよかったなあ。

あと、やっぱり車とか農機具もの!農家さんが乗せてくれるのはめっちゃテンション上がるみたいだね。家に帰ってきてからもずっと言ってたりする。あれ、いろんなパターンがありそうだよね。例えば人参を洗う機械を見てハマる子もいるだろうし、それぞれ好きな子がいるんだろうな。

公園のブランコばりに、列をなすこともありますね…(笑)。
これは親としての希望が出すぎてしまうかもしれないけれど…今みたいに本当に毎週行ってるくらいだと、娘にとってはもはやルーティンになっちゃってるんだけど、逆に、私が子どもの頃はこういう体験ほぼゼロだったから。この経験を、5歳くらいから重ねて、例えば、小学校高学年とか中学生くらいになった時に、本人がどう思い出すのかは今からすごく楽しみではあります。

そうだね〜。逆にいうと、短期的な効果を求めすぎてもしょうもないのかなって思うよね。言い方が難しいけれど、あまりにそんなことに意味を求めてもな、と。その時その時で楽しいと思えることの方が大事なんじゃないかって。大人は教育的効果を求めてしまう面がどうしてもあるけど、あんまりそれに囚われたくないなとは思いますね。

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