今日は、国立市谷保にある「梨さとう園」を訪問しました。
谷保エリアの住宅街の中にある梨園。昔は市内に10数軒あった梨園も、今ではここさとう園さんを含めて2軒にまで減っています。
園主の佐藤英明さんに案内していただくと、少し背を屈めて歩くような高さに梨の枝がきれいに広がっていました。
英明さんいわく、「おじいさんの代から始まったから、おじいさんの背丈に合わせてつくられてるんですよ」と。何気ない一言でしたが、代々大切に受け継がれてきたのだなぁと感じた瞬間でした。
太く立派な梨の樹が等間隔に植わる園内を歩きながら少し上を見上げると、見つけました!梨の赤ちゃん。
青々としていて、小さな小さな実。
ちょうど「摘果」といって、これから樹で育てていく実の選定の一回目を終えられたばかりの今。足元を見ると、摘果により落とされた実がたくさんありました。
見ているとなんだか勿体無いような気もしてきてしまうのは素人目線…。おいしい梨の栽培には欠かすことのできないとっても大切な仕事の一つですね(ほとんどの果樹栽培に必要な工程です)。
落とされた実は全て、そのまま梨園の土へと還っていきます。
ここ、梨さとう園で育つ梨は全部で10種類ほど。
春は受粉〜摘果作業で大いそがしの英明さんですが、摘果の様子も見せていただいたり、枝の剪定のお話も教えてくださいました。
また、実が大きく育ってきた頃の様子もお伝えできればいいなぁ。お楽しみに!
先月別のスタッフが訪問した際の投稿もぜひあわせてご覧ください♪
『防除の工夫』
https://nouiku-tokyo.com/diary/nashi_dani/
text:Megumi Maruyama